美良布神社の銅鐸

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NO②

而してその形の意匠と模様は下図の如く頗る研究の価値あり即ち其の円錐形の胴は、網狀に菱眼を現はせる帯状の連続模様によりて分割せられ頂面に矩形の穴二個、頂面に近く両側に各々二個の穴あり底面に近く二等辺三角形の帶模様にて圍繞せらる。更に胴の両側なる鯺状の扁平なる部分には二等辺三角形の連続模様あり、其の鯺状の扁平板の外方には一對づつ對照的に半楕圓形なる扁平板が耳の如くつけてあって渦形を意匠してある。特に頂の部分の把手に相当せる部分には頂上と左右に一對づつの渦巻線を現はした扁平板が耳の如く付いてをつてその渦巻は右巻と左巻とを一對として組み合せたもので大層注意深く意匠してある。

美良布神社の銅鐸

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