神社建築

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天地根元宮造

土佐に於ける上代の建築につきては有史以前なるを以って其の状態を知るに由なきも、穴居より進んで地上に柱を建て屋根を造り家屋の構造を整ふるに到れる最初に於いては柱は只二本のみを地上に立て之れに棟木と木舞とを横に渡して屋根を地上より直ちに取り附け芧や葦や藳等を用いて上部を覆ひ堅男木を以て棟の風に吹き飛されんことを拒ぎ内部は床の部分を掘り下げて住居に便としたる小屋造であった事が想像せらるるこれが住宅建築の遠源なるのみならず神社建築の元にて之は下図の如く天地五行宮造又は天地根元宮造と呼ばるるもので楣式建築の濫觴となるものである。

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