四国霊場札所B
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霊場札所の美術
その筆跡は頗る多いが然し構図と図案は自筆にて色彩の一部分は画工を使ったことであろうが特筆すべきは主として密教の儀軌を傅へて在来の儀式を一變したその眞筆は有名なる高雄曼荼羅と称する~護寺の紫綾金銀泥繪の兩部大曼荼羅の繪と京都の東寺に眞言八祖像の中龍猛と龍智との二祖影とが遺っている、高雄曼荼羅は渟和帝の御願に依り天長元年に之を畫き二祖影は弘仁十二年に自から四恩の爲めに畫いたものである、西大寺の十二支天十二軸も大師の筆と傅稍して確證はないが優れた名画である。
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