四国霊場札所C

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霊場札所の美術

弘法大師が唐より寫して歸った五大尊一巻と四種護摩爐形及胎藏外部諸尊一巻とは今も轉寫本で傳はっているが後者は大師の甥にて知泉と呼ぶ門人の寫したものである更に彫刻の方面にありても佛教畫と同様に密教の儀軌を傅へて従来の様式を全く一變した、佛畫と同様に弘法大師の作と称する佛像は甚だ多いがこれ又佛師を使ふたのでそのほぼ信ずべきは京都東寺の不動明王、高野山金峰寺の金剛王菩薩である。不動明王像は大師だ一刀三禮の作と傅へられ其の刀痕を檢すると佛師として熟練を缺ぎ鋭利ならざる點あれども全体の形は雄偉にして自ら高邁の気象を帯び眞に弘法大師の作として信ずるに足るものである。

四国霊場札所@

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