豊楽寺薬師堂

トップページ高知県の観光高知県の美術>寺院建築>豊楽寺薬師堂

霊場札所の美術

内陣は四間四面にして後方の桁行四間梁間一間は須彌壇となっている。内陣の柱は外陣の柱間と喰い違いに立てられている。それは構造上面倒なることなるも如何なる理由によるか明らかでない。内陣の天井と其の周囲は長歳月を経過し古色蒼然としているが天井は陸梁二本にて三つに分割せられ棹緣天井にてへぎ板とし質素である。天井棹は外陣の虹梁と同様に上部の幅が大にて下部の幅が小に其裁断面が将棋の駒形をなすその天井の廻椽の下部には内陣を取囲んで高さ八寸幅二尺の欄間三十六枚を挿入して天井下部の四面を飾ってある。

豊楽寺薬師堂①

トップページへ戻る  高知県の観光へ戻る 
高知県の美術へ戻る