豊楽寺薬師堂

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薬師堂建築の特色

1、藤原時代建築の特色を発揮し結構優美閑雅なること。
2、外陣の化粧屋根裏が二重なること。
3、内陣須彌壇の高欄及びその下方蹴込板の香狭間並に本堂四面の柱頭の舟肘木は動すべからざる藤原時代の建築なること。
4、一枚板の板唐戸を扉に使用せしこと。
5、虹梁に反り少なく直線に近きこと。
6、外陣の虹梁の厚さも天井竿の厚さも上部は幅廣く下部は狭く其の裁断形が将棋の駒の形状をなし珍しきこと。
7、格天井ならず棹椽天井なること。
8、本堂四面の高欄が藤原式なること。
9、内陣を繞らすにK塗格子を用いたること。
10、佛像の後背は健駄羅美術の特色なるホーニサツクルを施せること。
11、千島破風の懸魚は鎌倉式なること。
12、未だ鉋なき時代の建造なるを以て鑿又は鉞を使用して細工せしこと。
当山には大師堂、鐘樓、通夜堂等尚ほ存在すれども後世の建築なる。

豊楽寺薬師堂@

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