山北村淺上王子宮拝殿
トップページ>高知県の観光>高知県の美術>第三章武家美術時代>山北村淺上王子宮拝殿
第三章武家美術時代
第二節建築
二、神社建築
拜殿は負享五年九月九日大暴風にて破壤せし爲め同年九月下句より起エして改築したものである。銅板葺にて南面し桁行四間梁間ニ間にて東西に長く桁行四間竿梁行ニ間半の三入降屋造にて東、西
南の三面に千烏破風を出しその部分には各々懸漁ありてその下部には蔀板を格子に組みたる木組にて押へてある妻格子がある。楝飾に鬼板が用いられてあつて比例權衡がよく保たれてゐる優秀なる
建物にて向拜柱はニ本であつて斗拱が三つ斗である。 幣殿は拜殿と共にー楝造にて拜殿の後方に連績し切妻造のニ間四面で拜殿に相應せる建物である。
