神谷村天岩門別安國玉主天神社寶物

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第三章武家美術時代

第二節建築

二、神社建築

寶物には多種類ある。往時は上野大緣藤原國義作長さニ尺一寸の大刀一振と伊藤定助脇吉作の長さー尺三寸の脇差一振、其他むかで燒の名刀などありし由なれども今はない。現存の寶物は先年式社 御改築の節京都より下附せられし直徑七寸の圓鏡がある、裏に天石門別安國玉主天神吾川郡神谷との銘がある、又直徑四寸の菊紋を鑄附けたる圓鏡がある更に直徑四寸許りにて裏に桐の紋の鑄附の圓鏡もある、又直徑七寸餘にて裏に旭、松、鶴の模様をつけ天下藤原吉次作の銘ある圓鏡もある劍には藩主豊敷公の嫡男松平幾安寄進のものがある、その銘には上野大椽國道謹作之天明七未年吉日とある長さニ尺一寸のものである、又劍にて士州住伊藤輝義の銘ある一尺六寸のものもある。更に慶長六年の頃出羽の上杉氏の一族杉山氏寄進のもがある、又木大刀二口ありてーつは長さニ尺 一寸一つは長さ一尺五寸位賓暦三年癸酉九月十八日幡多宿毛領主山內藏人橘氏篤寄進にかかるものである。

須崎町八幡宮

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