介良村朝峰神社寶物
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第三章武家美術時代
第二節建築
二、神社建築
北の神社の寶物としては矢大臣と稱する高さ一尺八寸の木像がある。作者不詳であるが刀法古撲にして神社記に由るに一千年以前の作なりと傳へられてゐる古色蒼然たるものである。狛犬一軀ある木製であるが脊及胸と脚のみ存在するが脚に嘉元四年十一月と記してあるから鎌倉時代のものである。瓶一個ある素燒にてロ廻り三尺深さー尺あり作者不詳なるが往古より奥の院の岩壁の靈地に納めありしを明治十年惡漢の爲めに碎かれたる儘社殿内に秘藏してある。御神號の軸がある。長四尺八寸、幅ー尺三寸、河野中納言實惟卿の筆にて朝峯社と書し寬保三年五月の御奉納である。
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