國府村日吉神社
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第三章武家美術時代
第二節建築
二、神社建築
國府村の日吉社は國府官舍跡北ニ町餘の日吉山腹に存する、數百年を經過せし古樹叢生して亭々として梢を交へ森々として晝尙ほ暗く靑苔深く神苑を鎖して幽玄森嚴の靈地である。 祭神は大山昨命にてその由緒は紀貫之が京都より來國の時近江國比叡山より勸請すと傳へられてゐる。 創劍當時は半町東方の土居にありしを寬文六午年に山內彥作今の所に移し日吉權現と稱し新田ニ反を寄附した、社地は昔より內裏と稱した、秦氏の地檢帳には社領十町餘とある、神体は釋迦と 觀音であつた。
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