徳王子若一王子宮拝殿
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第三章武家美術時代
第二節建築
二、神社建築
拜殿の現存せる建物は安政六巳未歲三月廿日にて國主は山內豊策公の時代で大エ棟梁は中村淸重、坂本利權等である。その構造は銅板葺の瓦棟にて桁行五間梁間三間の入母屋造で正面は千鳥破風となり懸魚の內下方に大瓶束があつて虹梁の上に立つて居る、垂木は地垂木のみで斗組や蛙股は用い てないが木割が大で建築全体が宏莊雄偉にして森嚴の感がある。幣殿はその背面に連續し瓦葺の切 妻造で桁行五間梁間三間となつてをる、建物には神饌所や神庫もある。
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