三和村劍尾神社
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第三章武家美術時代
第二節建築
二、神社建築
長岡郡三和村濱改田の鄕社劍尾神社は十市村松原の東端なる北方にて琴平神社の西南方の山上にある、祭神は未詳であるが須佐之雄尊なりとせられてゐる、由緖は出雲大社より勸請すと。社殿は昔は濱改田の田園中にありしを天文年間に及んで現在の所に遷宮した、往時は長曾我部元親及親泰などより神樂田ニ町六反餘の寄進ありたることがある、楝札の最古のものは慶長十五庚戊年十ニ月、
のものにて寬永十五年九月以後のものがある、神体は直徑三寸佘の神鏡三面と阿彌陀金佛である。社殿の現存せるものの改築せられしは弘化三丙午年十一月十一日にて神主は野村民部昌之大工棟梁橋田姓大次である。
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