後免町日吉神社
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第三章武家美術時代
第二節建築
二、神社建築
後免町の日吉神社は後兔町の西端縣道の南側にある、老樹鬱蒼として梢を交へてゐるが町の入ロに 街道に沿ひたる爲め兒童の遊戯場となり勞働者の休憩所となつて神靈の森嚴の感を减殺するのは遺慽である、祭神は犬山昨命にて京都より勸請すといふが年代は不明で始めは大诵の稻吉の部落に產土神として存せしが承應元年に當地へ移したものであつて、長曾我部元親より神田を寄附せしことがあつて、神田が地檢帳に見えてをる、神体は神鏡である。現存せる社殿は嘉永六年九月の建物に て大工は同地の橋田友助等の建てたものである。
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