小村神社

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第三章武家美術時代

第二節建築

二、神社建築

小村神社は高岡郡日下村にある。土佐神社に次ぎ國中著名の古社で祭神は國常立命である、傅へ曰ふ用明天皇のニ年始めて鎭座すと、本社は劍を以て神体としてをる、三代實祿貞觀十二年三月の條に從五位下小衬神に從五位上に授くるとのことが記してある、この社は土佐のニの宮にて建築樣式土佐神社に似て木割太く莊重結構であつて只その規模小なるものである。現在の社殿は安政ニ年の建築である、左に土佐神社に酷似せるもその異れる點を列記すると。

1、  規模稍小なること。

2、  樓門なきこと。

3、  その本殿と拜殿とのプランが干字形をなせることは同ーなるも土佐神社の如く並列せる圓柱の外に方柱なきこと。

4、本殿の屋根は土佐神社は入母屋造なるも小村神社は流造なること。

5、小村神社の本殿の床面の外下部には腰斗組あるも、土佐神社にはない。

潮江天満宮楼門

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