籠城計画に基ける樹木
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第三章武家美術時代
第二節建築
二、城郭建築
一体この高知城の樹木は明治維新まで斧を入れず數百餘年間に涉る老樹鬱蒼として茂つてゐて明治七年頃にその大部分を間伐したがその老樹は、杉、松などの防風林と城廓の隱蔽林であつたがその間に椋や榎などは防風林たると同時にその幹は武具となり更に葉が食糧となり籠城の計劃の元に保護したものである。明治初年に採伐しない以前なればその全部が判明するが然し今日でも椋、榎などの老樹が数十本ある。
