武市甚七作彫刻
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第三章武家美術時代
第二節建築
二、城郭建築
「い印大書院、御上段向の輪上の框此の方上端但し東の間北より入る勝手」と墨書し寶歴年間の銘と武市甚七の氏名がある。 この欄間は用材が杉の柾目にて岩上には梅の老樹を刻みたるが荒彫にて刀痕勁健卓拔にて岩や幹の彫り方豪宕自由である、特に母鳥の姿態は變化に富み或は羽蟲を取るものや、下方を俯峨するもの や、飛ばんとせる狀など寫實の妙を竭してゐる、其の輪廓は黑漆塗のもつこう形にて仕切り更にその外側は一木彫りにて麻の葉繫ぎの透彫りとなり實に精巧の妙を竭せるものにて後世彫刻家の追従を許さざるものである。
