防弾壁

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第三章武家美術時代

第二節建築

二、城郭建築

此の丸の四面は箭眼と銃眼を有せる摒が取圍んでゐた、箭眼は長方形の穴に て銃眼は三角形の穴である、その穴は三の丸や本九の摒と同様に防彈壁となつてゐて頗る堅牢のものであつた、即ちその構造は外壁と內壁とが約ニ尺の間隔を以てニ重に平行しその間には直徑四寸餘の粟石を詰めその內部の乾燥をよくする爲めに竹の筒をニ本づつ橫に通じて空氣の流通をよくしてあつたのは洵に用意間到であつた。これよりニの丸の建築物の說明に及ぶがそれは塀に連續せる外廊の部分より始め表御殿、奥御殿の順序に述べることとする。

城の起源

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