長谷寺古鐘

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第三章武家美術時代

第五節美術工芸

此の時代に於ける美術工藝品の今日に傳はれるものは、主として金属製の古鏡、刀剣、鐔、古鏡、鍔ロ、陶器、古代塗等である。これより古鏡を始め前述のものにつき逐次に基きてその特色と構造を述べて見やう。

四、古鏡と鰐口

當代に於ける古鐘と鰐口につきては各々社寺の條に記してあるが更に年代に從ひて列擧すれば。

香美郡東川衬長谷寺には文明三年銘の古鐘があるがその詳細は寺院建築の條に詳記してある、文明年間の鰐口には土佐郡本川村越裏門なる地藏堂に文明三年三月一日の銘あるものあり高知市潮江町の眞如寺の觀音堂には文明六年庚午十ニ月五日の銘あるものがあり、高知懷德館は文明十ニ年の銘ある古鐘があるこれは元江の口町の瑞應寺に明治初年までありて縣に保存されしを古物商に拂下げ更に縣へ寄附せしものにて銘は『當社苦一王子常住右宿城內安全領中豊饒寄附者也、文明十二年庚子十二月十八日領主左近將監願主秦豊助』土佐郡本川村足谷なる土居觀音堂には伊豫西條の天神宮より轉じ來つた文明十八年卯月廿五日の銘あるものがある。

美術工芸

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