開成館跡
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高知市九反田
高知市指定史跡
慶応二年(1866)二月、九反田に設けた土佐藩の勧業貨殖および技術教育の統括機関。山内容堂の協力な支援のもと五藤象二郎が中心となって運営し、軍艦局、貨殖局、勧業局、火薬局など十一の局が設置された。設置目的は土佐藩の富国強兵策推進であり、樟脳・紙・茶・鰹節などの特産物の専売制を強化し、その利益で武器軍艦購入を行った。だが専売制強化による利益吸い上げや、藩札の大量発行による物価騰貴により民衆の生活苦が増した。明治二年(1869)、開港地における府藩県の商会所禁止によりその機能を失い、翌年、建物は寅賓館と改称された。
(看板抜粋引用)
高知県の幕末土佐(県中央部編)