戦艦 河内
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排水量:20800頓 速力:20節 主砲:12吋12門 副砲:6吋10門 4.7吋8門 3吋16門 発射管:5門 長さ:500呎
幅:84呎 吃水:27呎 馬力:25000 進水:明治四十三年十月十三日 竣工:明治四十五年三月三十一日
「摂津」と共に、当時の艦隊旗艦となって専ら訓練、演習に重要な役割をした平時の常備艦に過ぎなかったが、大正七年七月十二日徳山沖に錠泊中、突然に艦内の火薬庫の爆発の為に一瞬にして沈没し去った。その前年一月に横須賀に於いて同様錠泊中の装甲巡洋艦「築波」が、原因不明の火薬庫爆発にて沈没した惨事の末だ忘れられないうちに、再び今度は戦艦「河内」が沈んだのであるから、当局が驚いたのも当然である。艦内貯蔵の強力火薬の処理法が適切でなかったのであろう。