獨立守備隊の歌

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帝國軍事研究會

獨立守備隊の歌

(一)  あゝ滿洲の大平野    亞細亞大陸ひがしより
始まる處黄海の     波うつ岸に端開き
蜒北に三百里      東亞の文化進め行く
南満州鐡道の      守備の任負ふわが部隊
(二)  普蘭店をば後にして     大石橋を過ぎ行けば
北は奉天公主嶺      はては長春一線は
大動脈をなすところ     守りは堅きわが備へ
(三)  黄塵くらく天を覆ひ     漉ム風に狂ふとも
鎧の袖の一觸れと     降魔の劍腰に鳴る
難きに耐へて國防の    第一線に勇み立つ
(四)  内と外のもろもろの     民の環祖の的となり
恩威ひとしく施して     來るを迎へ同仁の
徳を劍の刃に守る     武人の操いや固め
鉾を枕の夜な夜なの    夢にのみ見へる永久の栄 
(五)  あゝ十萬の英霊の     靜に眠る大陸に
遺せし勲承けつぎて    國威を振ひ東洋の
永き平和を理想とし    務めつくす守備隊の
名にとこしへに譽あれ   名にとこしへに譽あれ 
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