義士の歌
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帝國軍事研究會
頃は元禄十四年 師走半ばの十四日
雪降り積る銀世界 寒さいやます夜半の風
恨の刃振りかざし 襲ふは何所吉良の邸
向ふ敵をば薙ぎ拂ひ 目指す首を上げにけり
知るや知らずや白雪の 白きに揩ウる武夫の
赤き心は自ら 染にし血潮に現はして
君がまします泉岳寺 四十七士の打揃ひ
頭を手向けし其時の 心の内ぞ如何ならん
恨の雲の晴れ渡り 恰も雪の朝ぼらけ
嗚呼忠臣よ忠臣よ 譬へ其身は朽つるとも
其名は朽じ千代八千代 其名は朽ちじ千代八千代
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