トップページ>高知県の観光>戦争と日本>帝国軍歌集>歩兵第三聯隊機關銃隊の歌
萬架の櫻か襟の色 花は龍土に嵐吹く 日本男子と産れなば 散兵線の花と散れ 大正三歳産れたる 精功異國にたぐひなき 威力に秀でし機關銃 吾等は名譽の銃手なり 君を頭べに戴きて 日々の演習教練に 勤めて技量は幾何ぞ いざや語らん戰技術 短い時間に數萬の 弾を自由に薙射點射 銃隊長の號令で 載や卸せはつかの間に 數なる暇なき雷の 其れに費やす三十秒 卸せば銃手七名で 運び扱ふ其樣は 銃隊長の意の如く 其の共同は外にみずの 一度戰争に向ひなば 電光石火雷の 此處や彼處に現はれて 敵兵たほす機關銃 銃や名譽を擔ふ身は 如何なる困苦悪戦に 戰友は前後に倒れても 尚も射撃を止めずして 期して歩兵の突撃を 遂行せしむる吾が銃手 聞けや勇まし吾が銃手 連續發射の弾丸で 此の大任務を續けるは 無てはならぬ駄馬の脊 さればや吾等は此の馬を 口無き馬と愛馬する さればや我等は此の馬を 口無き馬と愛馬せよ |