トップページ>高知県の観光>戦争と日本>帝国軍歌集>陸軍記念日の歌
いざや祝はん此の好き日 擧國一致し盡したる 振古無前の大壯擧 君の稜威はかがやきて 我國權は萬國に 揚りて高き記念日 遙かに戰地見渡せば 滿蒙廣野に對峙せし 彼我の戎客二百萬 敵に哥薩克兵あれば 見方に大和男子あり 奮戰雄争の晴の場 仰も戰跡を囘顧せば 鴨麹]の序幕より 南山得利寺金城池 奮闘城に苦戰臺 沙河の決戰皆勝て 光を添へし我軍旗 祭れ歌へ此の日をば 春未だ寒き如月の 中旬頃より開かれし 驚天動地の活劇は 各年接連参加せし 瀋陽城邊大苦戰 三月十日を記憶せよ 三十餘萬の武夫は 我後れじと競ひ立ち 遂に御旗を翻へし 狂浪怒涛の勢で 瀋陽城に突入す 偲べ尊べ大和魂 濺血淋漓の身を擡げ 萬歳唱へし俤は 實に武夫の花なるか 命を君に捧げたる 御霊は國の鎮め神 剣の林も無人境 勇敢無比の大丈夫の 負ひたる傷の名譽は 國をも家をも飾る華 崇め仰げ神祇をば 神の守護のなきならば 戰ふ毎に勝ちを占め 月桂冠を頂きて いかで凱歌の時あらん 實にも尊き神の國 勝て兜をいざ占め 戰に勝つはたやすくも 勝を守るはかたしと 古人も戒め教へけり 國の聲譽を保つには かたく結ばん兜の緒 報國盡忠忘るなと 命を捨てしは君の爲め 功績を立てしは國の爲め 其忠節は今もひ尚 我が軍隊の龜鑑と 祝祭らん記念の日 |