兜の緒

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帝國軍事研究會

兜の緒

勝てば兜の緒をしめよ  皇御國のみいくさは
陸にもかてり海もまた 思にのままに早や勝ぬ

吾が陸軍は鴨麹]を  渡りし以來行くところ
枯木を摧きむかう道  竹をば割にさも似たり

また海軍の働きは  旅順口に日本海
五大洲をば驚ろかし 天地もゆらぐ許りなり

此の海陸の御戰の 勝に勝する其の間より
いやも平和の光さし 世は泰平となりにけり

嗚呼萬歳を唱へしか  はた勝どきを歌はんか
夫れとも只に遊ばんか 寧ろ祝にをどらんか

否々斯かる時ならず  遊びの業もかちどきも
待々しばしまづや待て 戰の道は尚ほあるぞ

戰に猛き武士は  船のる道も斧とるも
鍬持つ業もあきなひも 敢て人後に落ざらん

劍を取にし其の手には 筆を持つべき力あり
銃を荷ひし其の肩は 重荷もなどかいとう可

武勇を爲せる時さらば 文を磨かん時も來る
平和世界の競争も  後れを取らん國ならず

世に強兵と歌はるる  吾に富國の覺悟あり
いざや急がん吾友よ  日本男子の初舞臺
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