トップページ>高知県の観光>戦争と日本>帝国軍歌集>要塞之歌
崩るゝ汐の渦巻きて 水路遥けき太平洋 西に浮べる列島は 東亜の地をば守らんと 二千餘歳の動を 乗せて麗し華彩園 海の城には艨艟も 守るに易き我ほとり 唯堅めたる要塞に 健兒睨んで立てるあり 鯨頭我に何かある 鯨尾如何でか振へむや 桃源の夢さめしとき 殊勝や長の武夫が 迷へる民を訓めし 砲の響に外國の 聯合艦隊撃破しぬ 由來我身に敵もなし 又君見ずや麑城下 英船の膽ひしぎとり 錨奪ひし事もある 子平の身にはあらず共 民は得知らぬ海防と 我帝國の保全をば |