北白川宮

帝國軍事研究會

北白川宮

想起すもなみだかな　　頃は明治の二十八
清國既に和を結び　　　臺灣島は我が領と
成りしを無智の土民共　龍車に向ふ蟷螂の
其れかあらぬか健にも　弓矢を取て立にける

其の討伐の大命を　　陸軍中將大勲位
北白川の宮殿下　　　近衛師團の長として
恐れ多くも九重の　　竹の園生の御身にて
士卒を率ひ敵國の　　三貂角に御上陸

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