黄海の海戦
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日清戦役
黄海の制海權獲得
本図は明治二十七年九月十七日黄海の大海戦に旗艦松島(中央)が定遠鎭遠(右方)と交戦の實景である。初め我が艦隊は、第一遊撃隊及び本隊に分れて、何れも単縦陣を以つて進み不規なる横隊の敵艦隊に對し戦端を開いたのであるが、敵の右翼が先づ破れて超勇沈み、揚威は浅洲に乗上げ敵艦漸く乱れた。之に乗じた我が隊は、敵艦を前後より挟撃し先づ致遠を沈め、定遠、來遠を焼いた。次で第一遊撃隊は敗艦を追撃して経遠を沈め、かくして前後四時間餘に亘りたる激戦後大捷を博し、完全に黄海の制海権は完全に我に獲得し了つた、日清戦争の大局を決するに至ったのである。