陸戦隊の太沽砲臺占領
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北清事変
太沽砲臺砲撃開始
六月十一日各国海軍の連合軍は塘沽に到着し、協議の結果、いよいよ太沽砲臺を攻撃するに決し、六月十七日午前二時を以て砲撃を開始する事となった。此攻撃隊に加はりたる列国砲艦中、我が愛宕は塘沽停車場付近に遡り開戦と共に避難民保護の任に當つた。是より先、我豊橋の陸戦隊三百名は十六日午後上陸して塘沽に駐屯して敵の襲来に備えた。同深夜に至り砲聲が殷々として起ったので、直ちに陣を敷きて第一砲臺攻撃に向ひ、露兵は第一線に、英獨兩兵は第二線に、而して第三線は我が豊橋陸戦隊二百八十名是に當つた。