我が海軍の地中海遠征
トップページ>高知県の観光>戦争と日本>日本海軍史>我が海軍の地中海遠征
(世界大戦)
マルタ島を中心に第二特務艦隊の活躍
新に編成された第二特務艦隊の軍隊明石及第十駆逐隊(桂・楓・楠・梅)第十一駆逐隊(松・榊・杉・柏)は、司令官佐藤皐蔵少将の指揮の下に、大正六年三月十一日新嘉坡發、四月十三日地中海の一島英領マルタ著、爾來同地を根據とし、その後に増勢された艦隊と共に英国海軍と協力して對潜水艦作戦及び輸送艦隊の護衛任務等に従事した。同年六月一日新に編入された軍艦出雲及第十五駆逐隊(樫・桃・檜・柳)は、八月初旬マルタに到着、出雲は明石と交代して旗艦となつた。又英国海軍の要望により、二隻の英国トロラーに我が将兵を載せ我が軍艦旗を掲げて、一隻は東京他は西京と假稱し、参戦その後更に英駆逐艦二隻に、右同様我が軍艦旗を掲げ、栴檀及び橄欖と假稱し、臨時第十一駆逐隊に編入して所要の任務に服せしめた。