滿洲國江上軍
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(康徳元年編成)
黒龍江に於ける江上軍
本圖は黒龍江カンチャス島水道遡江中の定邊、親民、養民等江上の主力であつて、左側は蘇聯領、右側は滿洲國領である。草原の中には幾多のトーチカが不気味に点在している。獨流の速力は四節に及ぶと謂はれてゐる。因に黒龍江はシベリヤと滿洲及び蒙古に亘る大河であつて、源流にはニつあり、一はアルグン河、一はオノン河である。このニ河合して黒龍江となるのであつて、これより滿洲とシベリヤとを境しつつ南東に屈し、黒河に至ってゼーヤ河を合わせ、愛琿をすぎ、同江に至って松花江を、ハバロフスクの南に於て、鳥蘇里江を合わせ、滿洲國を離れてシベリヤに入って北東流し、アングン河を左岸に容れて黒龍水道に注ぐ。流程2830粁に達する。