閉鎖機とその構造②
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閉鎖機の様式は頗る多いが、砲身軸に対して直角に上面又は側面から楔式の栓を嵌装するものと、砲身軸に平行に栓を螺裝するものとに大別できる。又自動閉鏆機といふて發射の際、弾丸が砲口を飛出して閉鎖機
を開いても危險のなくなった時期に、自動的に閉鎖機 を開き、空になつた藥莢を抽出し、次の弾樂を裝塡すると自動的に閉鎖機を閉めて發火の準備を爲す式のものである。之は大なる發射速度を必要とする高射砲や對戰車砲等の小ロ徑の火砲
に用ひられる。砲架は砲身の支臺であって、近世の火砲にあっては 通常駐退復坐機を介して、 砲身を裝載して居る。