大戦型列車砲
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この種のものは多くは有合せの舊式火砲を鐡道車両に装載し、多少の不便は覚悟の上でただ列車をして運行せしめ、そのまま放列を布置し射撃し得れば満足なる程度のもので、照準は凡て手力に依るもので、小型のものは全週射界を有してをつたものもあるが、大口徑のものは砲固有の方向射界は数度に過ぎず、多くは特別の曲線軌條及び砲坐を豫め準備し、その上に於て射撃し得るものであった。しかし随分極端なものもできたのでとにかく四〇センチの榴彈砲位まで装載した列車砲もあつたのである。