大戦後の列車砲③

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このために高壓空気の禁塞法、電動気の制御法及び速度變換装置等も研究せられた。今日では、三六センチの百瓲に近い砲身も、その後端を支持したまま一照準手の片手で意のままに振廻し、照準し得るやうな装置もできたのである。以上の如く各部が研究せられ改修せられた結果、理想に近いものとなり、多くは固有の方向射界も全週となり、特殊の軌條を設けること無く射撃し得るやうになつた。現在製作せられて公表された最大の列車砲は、今のところ米国の三六センチ列車砲である。このものは総重量約三百二十瓲、全長四〇メートル、車軸數十四個で鐡道車両中最大のもの、前記の如き凡ての最新技術が取入れられた同型のものを數門製作し、米国大陸を横断して太平洋岸にも現はれ、その偉力試験も完了したものがある。

大戦後の列車砲③

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