彈量

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弾丸の重量は口徑により大體定められるものであるが、通常同種類の火砲では砲身の重量と比例するもので、略口徑の三乗の割で増加するものと思へば大差無いのである。即ち30センチの弾丸が400瓩なることを知れば、40センチの弾丸は約960瓩、更に現代知られてゐる最大の火砲である50センチの弾丸は、約2瓲弱なることを知るのである。その一例として某外國各種口徑の加農につき、これ等の數値を別表に示して置く。前にも述べた如く破壊威力を増大するため、大口徑砲を必要としたのであるが、更に重量大なる弾丸は小なるものに比し、同一初速で打出されても單位エネルギーに對する空気抗力の割合が少いので、比較的空気抵抗の影響が少いので、弾丸は遠方まで達し得られるのである。

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