彈痕及び威力
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弾丸はその目的により榴彈、破甲榴彈、榴霰彈、徹甲彈及びその他特殊彈が用ひられるものであるが、大口徑重砲においてはその目的上、破甲榴彈及び徹甲彈が使用せられるのである。兩種弾丸とも鋼製彈體の中に前述の破壊藥を充填し、信菅を附したもので、徹甲彈は特にその彈頭部を堅固にし、防楯鋼板(アーニー)を侵徹するを主目的としてゐる。これ等彈丸によつて生ずる彈痕及び破壊力等は、口徑に従って甚だしく異なるものがある。鋼板に對する侵徹厚は、某外国各口徑の火砲によつて實驗せられた前記の表について、その大要を知ることができる。