高射砲の種類

高知県の観光戦争と日本軍艦集>高射砲の種類

高射砲は運動性の有無により固定式と移動式とに分かれる。移動式は移動方式により更に自走式と被牽引式とに分かれる。固定式高射砲は要塞や重要都市の防空に使用するもので、固定的に据付たものである。自走式高射砲は自動車に積載したもので、射撃も自動車上にて行ふものである。牽引式高射砲は運動に際しては自動車等にて牽引せられ射撃の時は地上に据付られるもので、運動射撃兩姿勢の變換は簡單に數分間で行はれるものである。また口徑の大小より見れば三七ミリ位から一五〇ミリ位まである。口徑の大小は初速の大小從つて經過時間及び射高の大小一彈の効力範圍採用の便否に影響するのであるから各國共に採用も便一彈の効力も相當大きい七センチ級を以て高射砲の主砲としてゐるやうである。別に聯装砲なるものがある。こは一砲車が數個の砲身を有し同時に數發を發射して高射砲の性能を發揮せんとするものである。以上高射砲の概要を述べたが航空機の發達が日進月歩停止するところがない狀態であるけれども高射砲の發達も亦これに應じ防空主兵器の名を汚すやうなことがないであらう。

高射砲の種類

高知県の観光へ戻る  戦争と日本へ戻る 
昭和初期の兵器へ戻る