機關銃の構造機能の概要

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各國陸軍の有する機關銃は、口徑は皆小銃と同一で、同じ弾丸を使用してゐるのである。重量は、重機關銃で小銃の十倍以上の約五十瓩、輕機關銃で約三倍の九瓩であるが、瞬時に何百發といふ連續射撃をなし得る精巧な装置を含むものとしては、この重量は寧ろ驚くべき輕量である。機關銃の構造の生命ともいふべき主要機關は、遊低の自動装置、放熱装置及び送彈装置である。玆に遊低とは、活塞等と相俟つて重要なる銃尾機關をなすものをいふのである。