放熱装置②
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空冷式とは、単に空気に對する接触面、即ち放熱面を大にするのみで冷却の目的を達するもので、そのため銃身の外部に連環状の放熱筒を具へてゐる。従って水の準備等の煩なく、その利害は前記の水冷式と概して相反してゐる。佛國においては、専らこの様式を採用してゐる。次に気流式といふのは、銃身に特殊の装置を加えて気流を発生せしめ放熱の目的を達するものである。即ち銃身に嵌装した礬素製放熱筒に、數條の縦溝を設けてその外部に筒形の覆を施し、銃口より迸出する火薬瓦斯のおである。この様式は、前記二者のやうに廣く採用せられてはゐない。