小銃の種類
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小銃を分類すれば、歩兵銃と騎銃の二つになる。前者は歩工兵等の徒歩兵の有するもので、後者は騎兵輕重兵等の乗馬兵の有するものである。無論この兩者は殆ど同一構造であるが、ただ騎銃は乗馬兵の携帯使用を便ならしめるため歩兵銃に比し銃身の長さを二〇センチ乃至三〇センチ減少してゐるのが、先づ特異の點である。なほ近時、自働小銃が発明せられ、各國それぞれ研究し、優秀なるものも現出してゐるが、この銃は半自働的の機能を有し、發射速度よりいつて、先づ輕機関銃と普通の小銃の中間銃ともいふべきものである。その他は凡て普通小銃に類似せる事勿論である。