尾筒遊底彈倉

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尾筒とは、藥室の後方に位置し、内部は遊底の室を形成するもので、弾薬の装填並に空になつた薬莢の飛び出す窓を設け、また弾倉口その他を有するのである。遊底は尾筒内に依って、銃身の後端を閉塞するもので、弾丸発射の際藥室に止まれる薬莢と相俟って、火薬瓦斯の後方に逃逸せんとするを防止するものである。また遊底は、その内部に、弾丸発射の初動を與へる撃發機関を有し、その他不慮の危害豫防装置、安全装置、及び射撃後回開機と共に空薬莢を抽出し抛擲する抽筒装置等を具備してゐる。遊底にはその開閉に方り、單に縦方向の運動に依るものと、更に九十度旋回するものとがあるが、一般に後者を採用するのが多い。彈倉とは、通常尾筒の下方に設け弾薬を装填するに方り、數發おの實包を収容し、發條の作用で順次に一發これを壓上げ、藥室の延線に向はしめるものである。

尾筒遊底彈倉

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