自働短銃と拳銃

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自働短銃は近接戦闘、特に肉迫戦の前後に使用するため小銃より一層輕量にし、形態を小にして操用を便にせるもので、随意に連發、單發、即ち自働、半自働の兩射撃を行ふものである。そしてその弾薬は、補給の便より拳銃實包を使用するのである。この自働短銃は、1919年伊國で始めて發明されその後各國それぞれ研究並に製作を實施してゐるが、實際に軍隊制式としては、未だ廣く採用されるに至らない。拳銃は本来、護身用の兵器として近距離に使用せられるに過ぎないが、欧州大戦に際しては、塹壕用火器として、肉迫戦に使用されて、大いにその価値を向上し、また輕機關銃分隊、重機關銃隊並に歩兵砲隊等に携帯され、その用途は漸次擴張せられて來た。

自働短銃と拳銃

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