機械化軍

高知県の観光戦争と日本軍艦集>大戦後の機械化

欧州戦争が火器の威力に幻惑して運動性を忘れたため、陣地戦となり消耗戦となつた事と、國軍装備の基調たるべき國民の文化生活必需品が、益々機械化されつつある事とは、戦後に於ける軍の機械化を促進する原因である。大戦後の機械化には二つの思想が對立して來た。一は歩、騎、砲、工、兵等の各兵種の部隊に自動車、装甲自動車、戦車を装備して、戦闘力と運動性とを増大せんとするものであり、他は徒歩または乗馬する者なく各種の自動車兵器のみより成り、自ら各種の戦闘任務を遂行し得る、獨立の装甲機械化兵團を創設せんとするものである。第一の思想は大戦間既にその一部は實施せられ、今日も尚ほ各國軍のこれが實現に努力しあるところである。第二の思想を第一に懐いてこれを實行に移したものは英軍であつて、梢々後れて米軍が、次で蘇邦軍がこれに著手した。しかし米軍は實驗の結果、この思想を放棄して今後は各兵種、殊に騎兵の機械化を益々發展せしむる事となつた。

将来のロケット

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