航空用機関銃③

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航空用機関銃の特徴

右の説明からも想像のつくやうに、航空用機関銃の弾薬は、発射の誤差が非常に小さくなければならない。プロペラを通して射撃するためには頗るデリケートな問題が伴ふのである。以上一つのプロペラの通過後の発射の事をいつたが、次發の発射はどうなるかといふと、一度発射すれば次の弾を装填する時間が必要である。この準備が次のプロペラがまはって来るまでに完了すれば、直に次のプロペラで発射する事ができるが、間に合はねば一回おいて次のプロペラの處で発射する事になる。之は一つに発射後次の発射の準備完了の時間と、プロペラの廻轉數とによつて異なるから、機関銃の發射の速度はプロペラの廻轉數によつてちがふ事になる。廻轉數が早いからといつて必ずしも発射速度が早くないのである。

航空用機関銃③

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