標準の方法とその計算法③

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航空用機関銃

扨て我飛行機が移動する為の修正は、如何にするかといふに、動いてゐる飛行機から発射する弾丸は、飛行機の速度と弾丸の速度との合成速となるから、図に於いてADが飛行機の速度ABが弾丸の速とすれば、発射した弾丸はAC方向に飛んで行く事になる。故にCに目標があるとすれば、B方向に銃身を向けるやうにすればよい。之がためには図にあるやうな飛行によつて生ずる風で其方向をとる風板を持った移動照星を用ひ其臂の長さを飛行機の速度に相当するやうにしておいて、其照星球で照準すれば自然に修正せられるやうにしてある。写真は飛行機用機関銃及び機関砲の一例を示したものがあるが、銃の方は口径7・7粍で、砲の方は20粍である。機関銃は弾丸が大きくなるので、弾丸のやうに爆裂して効力を大にするやうにできる利益がある。

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