目的による弾丸の形
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弾丸と信管
次に目的によつて弾丸はどんな形式にするかを少しく述べて見る。人馬を殺傷するためには砲弾に在つては、一個の弾丸を成るべく多数の有効な弾丸となし、これを一人に一個宛命中させれば効力は最大であるから、弾丸に多くの丸を入れ、宛も弾體が大砲の筒となつて打ち出すやうな榴霰弾を採用するのである。これが破裂するときは、丁度子供が竹箒で蜻蛉を捕へる如き有様となると想像すればよい。物を破壊するには強烈な爆薬を沢山に弾丸に収容し、命中した場合大威力を発揮さするが、これだけでは十分でない。