化学戦の歴史③
高知県の観光>戦争と日本>軍艦集>化学戦の歴史③
化学兵器の威力
次に第十一世紀頃には、悪臭物を「ポンプ」または手投げに依って、敵陣に投入することも考へられた。第十三世紀には亞刺比亞人ハツサン、アブラマナツクは、脂肪及び砒素化合物より調整し得べき混合劑の使用を指摘した。第十五世紀頃には鶏冠石、硫黄に硝石硫黄等を混じたる發煙物の投擲を、第十六世紀頃には石油「テルバン」人糞、人血等を蒸溜する時生ずる悪臭物の使用法が考へられ、第十九世紀には青酸カコヂル(砒素化合物)等の化学品の使用も考へられるに至った。