ホスゲン
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毒瓦斯
窒息性毒物
呼吸器系統諸機関殊に肺臓を犯して、窒息致死せしむるもので、鹽素、「ホスゲン」「ヂホスゲン」等がこれに属する。
ホスゲン
腐敗した肥料のやうな臭味ある、無色の液軆であつて、空気の約三倍半の重さである。急激に呼吸器に作用して肺を犯す特徴があり、肺に血液の凝結を来し、血壓が高まって窒息する。空気一立方メートルに0.3瓦即ち空気の壱萬七千分の一の濃度の時、一分間で致死せしめるものである。
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