戦艦 陸奥(むつ)
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主要目
排水量:32.720噸 速力:23節 備砲40糎砲8門 14糎砲20門 12.7糎高角砲8門
魚雷發射管6門 起工大正7年6月 竣工大正10年10月 建造所 横須賀海軍工廠
陸奥は世界七大戦艦の一であり、姉妹艦長門と共に我が海軍の至賓的存在である。ここに七大戦艦と云ふのは、その排水量の大を指すのではなく、搭載主砲の40糎砲を指すのである。(40糎砲はこの級の出現した直後のワシントン條約で制限された主砲口徑の最大限である)故にこの陸奥級の出現によつて齎された第一の偉顴は従来の36糎砲から40糎砲への躍進である。第二に擧ぐべきは前檣の三脚を脱却してヤグラ式に考案されたことである。40糎砲主砲8門を前後各二個の砲塔内に収め、副砲10門づつを兩舷に12.7糎高角砲8門は中部甲板付近に備へている。尚この寫眞で艦の前部やヤグラマストの下方、煙突の兩側に白く連つて見えるのは乗組員の洗濯被服である。全長201.35米、幅28.96米平均吃水9.14米。(長門も同様)