戦艦 伊勢

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主要目
排水量:29.990噸 速力:23.0節 備砲:36糎砲12門 14糎砲18門 12.7糎高角砲8門
魚雷發射管4門 起工:大正4年5月 竣工:大正6年12月 建造所:神戸川崎造船所

かうして見ると全るで違つた型のやうに見えるけれど前頁の日向と瓜二つの同型艦である。舷側後部にふくらんでゐる部分、これは艦載航空機楊収装置の臺になつてゐる。前頁の日向の寫眞で艦尾の「デリツク・derrick」に飛行機を吊り上げてゐるのはこの部分である。本艦は全長(全長とは船體の最前端部と最後端部間の水平距離である)195.07米、最大幅(最大幅とは船體の最も幅廣き位置にて船體中心線と平行に左右外端にひきたる2線間の距離)28.65米、平均吃水は8.74米。尚本艦の燃料は石炭と重油の混焼であつて、他の主力艦がすべて重油専焼鑵となつてゐるのに比しこの點がやや劣つてゐる。昭和10年度は聨合艦隊の第一戰隊旗艦として我が國防の一線に重きをなしてゐる。

戦艦 伊勢

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